
今からおよそ400年前の慶長4年(1599年)、ここには阿弥陀如来をまつる庵室がありました。その後、享保9年(1724年)9月、皇益蜜山大和尚様により養福寺が正式に開かれました。
文化元年(1804年)火災に遭い、直ちに再建されたものの、文化13年(1816年)に再びの火災。12年間に2度も本堂が焼失してしまいました。
その後、安政元年の東海大震災(1854年)による倒壊。幾度の苦難を、当時の住職と村人達は力を合わせ、東海道を行き 交う人々に1000日間の寄付を募って養福寺を再建しました。
また、同年(1854年)、相次ぐ火災・地震。天変地異から養福寺と村人を守り五穀豊穣を祈願する為、伏見稲荷大社よりお札を授かりました。
そして、伏見稲荷大明神をまつる稲荷社が建立されたと伝わっています。
現在、毎年3月に行われる「お稲荷様の祭典」は下本郷の皆様に受け継がれています。
- 中興開創
- 伝 享保9年(1724年)
- 本尊
- 阿弥陀如来
- 宗名
- 曹洞宗(禅宗)
- 本山
- 福井県 大本山永平寺
- 神奈川県 大本山總持寺
- 開山
- 皇益蜜山(こうえきみっさん)大和尚
- 元文5年(1740年)8月29日寂
